おいしいリゾットをひたすらアップするブログ

思いつくまま適当に書き散らしてます

#5 山形

山形についてはいくつかの理由で印象に残っていることがある。

まず一つ目の理由として交通。電車で行ったときは秋田から下に降りていく形でローカル線に乗っていったのだけれど、新庄あたりで乗り継ぎの関係上かなりの時間に足止めを食らって、地方特有の電車での移動の時間のかかり具合を体験した一方、山形から仙台に出るときの仙山線での移動時間があっという間で、山形と仙台の関係の深さを垣間見た瞬間だった。

次の理由として食事のおいしさ。これは特に山形に限った話では全然ないのだけれど、駅近くの居酒屋に入って頼んだ料理がどれもおいしくて、電車の移動と重い荷物でくたびれた体に染みわたった。その場にいた人から「これは絶対に飲んでおくべき」と勧められた日本酒も非常においしくて、宿に向かわなければならないのに、酔っぱらってしまってフラフラで宿のベッドに倒れこんだ思い出が山形の唯一の夜を過ごした記憶である。

そして三つ目。行ってみたかった立石寺を訪れて、その時に鳴いていたセミの声が本当に岩に染み入っていて、松尾芭蕉が詠んだ句のとおりで、芭蕉の観察眼に驚きを隠せなかったことと同時に、吹き抜けた風の心地良さがいまだに新鮮な記憶として残っている。

山形もまだまだ楽しそうなところを訪れていないので、いろいろと回ってみたいと考えている。山側だけでなく日本海側も見るべきところ、訪れてみるべきところがあると考えているので、その機会を早く作りたいと思う。

 

21世紀の資本

21世紀の資本